10月初旬、浜松・奥山方広寺にて開催された「パラマートマーナンダスワミジ特別講話会」。
テーマは「幸せに生きるための瞑想」。
「いつも、リラックスして幸せである私を発見してください」
スワミジの言葉を、心鎮めて静かに耳を傾ける二日間でした。
このイベントで、アンミッカルは“ピュア・ベジタリアン”のお食事を担当しました。
100人分×2日間という挑戦の中で、サットヴァに満ちた食を通して学んだことを、少しご紹介します。

幸せに生きるための瞑想 ― パラマートマーナンダスワミジ講話会
10月4日・5日、浜松の奥山方広寺にて、
パラマートマーナンダスワミジによる特別講話会が開催されました。
テーマは「幸せに生きるための瞑想」。
スワミジは参加者一人ひとりに、
「いつも、リラックスして幸せである私を発見してください」と語りかけ、
深い祝福を与えられました。
Advaita Vedanta Tradition Japan
ピュア・ベジタリアンとは?
スワミジは「ピュア・ベジタリアン(Pure Vegetarian)」、つまりサットヴァ(純質)に富んだ食事のみを摂る菜食主義者です。サットヴァについては、「インドの食に宿る3つの質」の記事をご覧ください。
ピュア・ベジタリアンの食事とは:
- 肉・魚・卵はもちろん、玉ねぎ・にんにくも使用しない
- 乳製品(ミルク・ギー・ヨーグルト)はOK
- 新鮮な野菜・豆・米・小麦粉・油・塩を使用
- 既製品・冷凍食品・化学調味料は使わない
- 調理器具もノンベジ調理に使われたものと分ける
さらに重要なのは「調理する人もサットヴァな心であること」。
清らかな意識で作られた食べ物を神様に捧げ、それを皆で分け合う。
これがインドの伝統的な食のあり方です。
グジャラート料理に挑戦
今回のご依頼は、スワミジの出身地「グジャラート州の料理を提供してほしい」というものでした。
グジャラート州は乾燥地帯が多く、料理には甘み(ジャガリー)と酸味、塩味のバランスが特徴的に使われます。
日本で例えるなら、
地域によって味噌汁の味や出汁が全く異なるように、
インドでも地域ごとにカレーや豆料理の味わいが大きく変わります。
同じ“ダール(豆カレー)”でも、
南インドとグジャラートでは、スパイスの組み合わせや火入れの方法でまったく別の料理になるのです。
準備期間2カ月、100名分×2日間の挑戦
アンミッカルでは、約2カ月前からこの仕事の準備を始めました。
100名分のお弁当を2日間分という、これまでにない規模の試み。
そして日本人参加者にも食べやすく感じてもらえるよう、味を微調整しました。
レシピ監修には、浜松市内在住のグジャラート州出身の方に協力いただきました。
栄養学を学ばれたとても誠実な方で、本場の味を丁寧に教えてくださいました。
サットヴァな食の輪
お弁当を受け取った参加者の方々から、
「とても美味しかった」「本当にグジャラートの味がした」との声をいただきました。

私たち“スペシャルチーム・アンミッカル”一同、
その言葉に大きな喜びと感謝を感じています。
このイベントでは、不思議な偶然や助けがいくつも重なりました。
それもすべて、祈りと信頼の力 ― サットヴァのご利益かもしれません。
感謝を込めて
スワミジ、そして主催の Advaita Vedanta Tradition Japan の皆様、
Seva(ボランティア)の方々、そしてご参加くださった皆様へ。
このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。
清らかな食を通して、心の平和と幸せを分かち合えたことは、
アンミッカルにとって何よりの喜びです。